バイクツーリングを「快適に幸せに」それはレインギア次第
GWや盆休み、正月休みの長期休暇を利用してロングツーリングに出る事も多いと思います。そんななか水を差してくるのが雨です。通り雨ならまだしも1日2日ずっと降り続ける雨があります。「そんな雨に負けるか」と自分で色々レインウェアを買っては一喜一憂!そしてだいたいボツに!をずっと続けて来ました。
ロングツーリングのレインウェア煮詰まる
安物買いの銭失いにもなりましたが、沢山の失敗を通じてようやく煮詰まりました。 夏場は適当に行けると思いますが、冬になるにつれて服装はちゃんとしていかないと非常にまずい事になります。
夏場のツーリングレインウェア(25度以上)
- メッシュウェア(パンツは防水3シーズンでも良い)
- メッシュシート (蒸れない)
- ウインドブレーカーやカッパ(安物でよい)
終日雨の場合や肌寒い場合にレインウェアを上から着て調節しています。むしろ雨に濡れたい季節ですね。 夏はかなり暑くなるのでメッシュが快適、夏場は台風時以外はだいたい走ってる間や休憩中に乾きますので問題ありません。
メッシュパンツに関しては膝下はメッシュ状じゃないものをお勧めします、エンジンの熱でスネが焼けます、また黒でピッチリしたものも太陽光の熱でふくらはぎや外側が熱くなるので注意。
秋~冬場のツーリングレインウェア(25度~10度)
- 防水ブーツ
- ゴアテックスパンツ&ジャケット
- ハンドカバー
一応5度くらいまではインナーの調節だけで行けます、秋冬のは小雨はゴアテックスのジャケット&パンツが必須でマストアイテムと言っていいです。 冬に足元が濡れると寒いので必ず防水が必要でした。
5度以下になってくると上記にプラスして防寒対策
- 10度ネック&フェイスウォーマー
- 8度以下:防寒グローブ、又は電熱グローブ
- 5度以下:防寒防水オーバーパンツ(ワークマン等)
- 2度以下:電熱インナーウェア
- 氷点下:電熱ソックス(防水ブーツの場合)
防水に目を奪われがちですが、寒さ対策は必ず必要です。バイクはスピードがでるので実際の気温と体感温度とはかなり変わりました。必ず手足から冷えてきますので重点的に対策していきましょう。
電熱ウェアをインナーに選ぶとサイズピッタリのゴアテックスジャケットでいけますが、電熱にしない場合はインナー着込んで調節するので少しサイズの大きいジャケットが必要になります。
極寒の雨のロンツーは1に防水2に防水じゃん
- 防水ブーツ
- ゴアパンツの二枚重ね
- ゴアジャケット
- フェイス&ネックウォーマー
- 電熱インナー
冬雨は真剣に防水対策
実際、冬にバイクに乗る人は少ないですが、更に追い打ちとばかり豪雨の場合があります。とくに重要度が高いものから記載してますが、これは秋から冬にかけて終日雨の中を走り回っての最終結論になります。足元からの防水が重要という結果になりました。
ロングツーリングおける防水対策の必要性
バイクによって更に調節
ネイキッド等はウインドシールドがほぼありません、よって全身で雨風を受けます、より防水防寒が必要です。が大型シールドのついたツアラーになると走行中の雨風は受けにくい。バイクによって防寒防水の差が出来ると思いますが、全てに言えますが「寒い」「濡れた」はどうしようも無いので完全体を目指すほうがいいと思います。
雨に湿気に付きもの「撥水&曇り止め対策」は怠らない
市街地は電灯もともっていますし車の通りも多く問題ありませんが、郊外に出ると全く電灯が無いのでヘルメットのスモークシールドはかなり危険です。出来れば可変、もしくは最初からクリアが本当にお勧めです。
夜の雨は危険
ヘルメットのシールドの雨を撥水するために必ず前日に塗る。
雨の夜にスモークシールドで走るとほぼ前が見えない、前が見える位に隙間を開けると思った以上に雨が入ります、肌やヘルメットの口元に降り注ぐ水滴が体温で蒸発し内部が更に曇りやすくなります(悪循環)それに雨に当たると痛い。
クリアシールドにして内側には曇り止めをし、少しだけ隙間空けて内と外との温度を近くしておきましょう。
撥水剤は便利なスプレー式を使っています
これは乾かす作業が不必要でシールドに吹きかけるだけのガラコです。その分効果は短いのですが次の休憩地点まで位は余裕で持ちます。
私は眼鏡もかけていますので曇りを極めてきました。
冬の危険性
暖かい道の駅で食べた食事やホットコーヒーのせいで呼吸だけでメットの内部が曇ります。メット内部や肌、首元のに雨が入っても体温で蒸発し内部が曇ります。雨が降っている時は気化熱奪ってシールドがより冷たくなり曇りやすくなります。
春先の危険性
まだ春先の寒い気温の中、山の影側を走りトンネルに入る。トンネルの中で冷たい風を受けながら出口に近付きますが、トンネルを出た瞬間に春の暖かい日差しで草木や路面の水が蒸発し高濃度の生暖かい湿気が渦巻いており、冷たくなっていたシールドや眼鏡に湿気が一瞬で張り付きます。
更にその曇ったシールドに太陽の直射で光が乱反射し完全にホワイトアウトします。一番ヤバイパターンだったので気をつけて下さい、シールドと眼鏡の表裏が全部一瞬で曇りました、冬より危ないです。
簡単に言うと、寒い暗い露天風呂でメット被りながら休憩チェアーに座ってたけど、超寒いし体の芯から冷えてきたので、急いで体を温めに飛び込んだらそこはとてつもなく照明の明るいスチームバスだったみたいな。
これは本当に死ぬかと思いましたので記しておきます。
曇り止めはタナックスが群を抜いています
曇り止めは試供品やBMWの物やメガネ等に使うものも色々と試してみましたがTANAX製品が圧倒的に曇らないです、これはオススメしたいです。
万が一に曇り止めを持っていなかった場合の非常手段
コンビニ、道の駅のトイレによくある青い洗剤をヘルメットのシールドの内側に塗って軽く拭き取ります。若干滲みが出来ますが曇るよりは全然視界がよいのでやっちゃって下さい。息を吹きかけて曇らない事を確認してください(眼鏡にも使えます)
撥水剤(ガラコ等)はサービスエリアで売っている事が多いです。夜に対向車のライトで雨粒と油でギラついて前が見えなくなる時は、迷わず近くのサービスエリアを検索し駆け込んでください。コンビニは置いていない所が多いです。
雨の日に便利なグッズ
最後に
豪雨、曇り止め、防寒対策を綿密にして、楽しいロングツーリングを楽しみましょう! 備えあれば憂い無し! 1000km越えるような移動でもパンツや足が濡れる事なく快適なツーリング生活をおくれます!