MT-09 TRACERの足つきに関してといいますか、股下70未満だとだいたいのMTバイクはシートが高いですね、もちろん救済の為に最初からシートが低いVTR250やCB400といったバイクもあります。ですがどうしてもシートの高いバイクに乗りたい場合はローシートやアンコ抜き、ローダウンリンク、短いサス等で下げちゃうという方法があります。これらを使って両足のつま先や親指の腹まで着けば攻略完了?(シートの中心に乗って両足が着けば片足立ちではカカトまでベッタリ着けられる位になります)
ですが、私の場合はまだ両足をぷら~んと垂らして両足つま先が着いてません、左足のつま先を地面に着けて右足がステップに載せられる位です、この状態だと通常運転にもちょっと支障をきたしますが、そんな状態でも乗り続けていると、いろいろと慣れてくるものですね。片足つま先ニストが故に特殊スキルがレベルアップしていく様です。
乗車時
乗り方は二種類あります、1つは最初からサイドスタンドをはらい乗る方法です。これは教習所で習うスタンダードなやつですね、もう一つはサイドスタンドは立てた状態で跨がり左足で車体を起こし、支えを右足に入れ替え、左足でサイドスタンドをはらう方法です。
前者は車体は立てるのは簡単ですがバランス感覚が必要で、足が致命的に短いので右足を相当高く上げて跨がらないとリアシートのグラブバーにぶつかります!そのため左足は背伸び状態で跨る必要があり足元がヨロヨロして危険度は高いです、向こう側(右側)に車体が傾かないよう気をつけないといけません、それを意識しすぎて軸足側に車体が傾きすぎると背伸び状態の左足のみで車体を支えないといけませんし大変です。パワーも神経も使うでしょう。
後者の方は、最初に左ステップに乗ってから跨がります、凄く楽ですが、跨いだ後に左足のつま先だけで車体を起こす為、これにパワーが必要です、左足でゆっくり上手く立てられれば、ゆっくりと余裕をもって右足に入れ替え、左足でスタンドのバネの部分をなんとか引っ掛けてサイドスタンドをはらえます。ただ起こす際に勢いをつけすぎると右に急に倒れこむので高速ヤジロベー軸足入れ替えが必要になってしまうので、やっぱり神経を使いますw。
本当に微妙な差なのですが・・両足着かないバイクにのるのであれば、後者のほうがお薦めかもしれません。慣れてくるとサイドスタンドが立ってる状態で左足をステップに置き右足をぷら~んとさせたまま右に体をグインと勢いよく体重移動しそのまま右足を着く事ができます。最初から右足着地ですので、そのまま左足でサイドをはらって1速に入れることができますね。
停止時
停止する時も二種類あり、左足で着くか右足で着くかです。教習所では確実に左足のみですが実際の道路を走行すると右足着地のほうが便利がよいです。理由は2つあり、1つは道路の水平角度が雨水を排出するために微妙に左に傾斜している事が多い為右側のほうが地面が高いのです。2つ目は右足を着いている場合はギアチェンジが可能という事です。
右足着地はもちろんデメリットがあり、登り坂の場合にリアブレーキを使えないという事です。ではどうするのかといえば通常の登り坂発進と同じでそれを前輪ブレーキでやります!人差し指と親指だけでアクセルを回し残りの指で微妙にブレーキを離していきます。慣れるとすぐに出来るようになります。半クラ位置でシートがちょっと上がるのですぐ分かるんじゃないかと思います。
左足着地の時に気をつけないと行けないことは、絶対にニュートラルに入れておかない事です。左足で着地する場合は必ずクラッチ握って1速入れたままが絶対条件です!!。もしニュートラルだった場合1速に入れるためヤジロベーからの右足着地が必須になるけれど、もしこの時に右カーブで右側下がりの道だった場合「本当にヤバい事」になりますので気をつけてください。
降車時
降車時も2つ方法があります。1つはそのまま左足を着き大きく右足を上げておりる方法です、これは乗る時よりも足上げがキツイです、リアシートバッグ等つけてたら無理ですので更にキツイ事うけあいです。2つ目はサイドスタンドをおろしてから降りる安全な方法ですが、片足つま先ライダーだと右足で支えながら左足でサイドスタンドを立てられません。だが諦めてはいけません、むりくり行うと出来ます。
右足着地後、左足に入れ替え時にサイドスタンドを立てます。ポイントは2つ!「車体が右側からゆっくり直立しゆっくり左側に倒れる様にする」そして、その際に「スタンドだけは鬼のように素早く立てる」です。更に裏ワザとしては、車体を真っ直ぐに超徐行したまま、止まる寸前にサイドスタンドを立てちゃう事です。兎に角、左に傾き過ぎてるのにスタンド出しちゃってガツッと途中で止まっちゃう事だけを避けてください。
まとめ
市街地で渋滞に巻き込まれてバイクに乗るなら両足のつま先が地面に着くことが重要です(遠い目)
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